って、ことで話題の『NANA』映画版です。 矢沢あいさんは『天使なんかじゃない』の頃からの大ファンです。あの頃の矢沢さんは普通に楽しい学園生活を描いていて、私はどっちかというとクラスの隅の方にいたのですっごく憧れていました。『NANA』ってそんな矢沢さんの集大成。それも宮崎あおいちゃんに中島美嘉さん、松田龍平さんに、玉山鉄二さんなんて夢のキャストで映画化なんですからもうサイコーです。中島さんの主題歌も素敵だし、言うことナシですね! 映画は本当にいいところで終わっていて、この後ハチを中心にどろどろの関係になっちゃうことを考えるとちょっとフクザツ。でも、とっても面白かったです。 ★★★★★ ★★★★ (9点) 映画としてはカット割りも単調でアップが多すぎてイマイチだったけどNANAとしてはこれでOKだと思う。必要以上に詰め込まなかった手堅い脚本が成功の要因。 まぁ男の役者がノブ役の成宮君以外はイマイチだったけどそのギャップも面白がる要素として有りだと思う。ただブラストやトラネスのバンドとしてのカリスマ性がいざ実写化された時、ただのJ・POPにしか聴こえなくて、それでいいのか?と思ったけどやっぱりNANAとしてはこれでOKだと思う。あとアニメ声の幸子がショウジを毒牙にかけ落としていく過程は必見、普通に面白い。だから結論としては女子高生からキャバクラ嬢まで満足できる作品にはなっていると思う。 ★★★★★ (5点) 漫画の方は読んでいないので、大谷健太郎監督作品として見た。この人は『アベック モン マリ』や『とらばいゆ』などドロドロの人間関係を描くのが得意だが、本作もその作家性がうまく生かされている。ハチの彼氏が心と裏腹にバイト先の女とくっついて、それを目の当たりにする場面などは両者に同情できるので、大の男が思わずもらい泣きしそうになった(笑)。またナナがレンに鍵を返しに行くも引き戻されて、エレベーター前で泣き崩れる演出も、最近の薄っぺらな映画とは違い、真っ向からドラマに挑んでいて見応えがある。宮崎あおいは相変わらず上手いが、中島美嘉は前半かなり辛い。後半は慣れてきて上手くなっていたが。 ★★★★★ ★★★ (8点) 原作のまとめ方が巧い。傑作サークルクラッシャー話だった『約三十の嘘』には劣るが、修羅場大好き監督大谷の起用も当って、誰が観ても楽しめるよくできた作品に。矢沢あいってプロットと内面描写はイイんだけど、センスが悪いのがネック。雪国の苦労話とか、ネーミングとか、さすがに恥ずかしいけど、客層考えるとこれぐらい大味じゃないといけないのは納得。フツーの人は勿論、(今更の)QJ矢沢特集とか読んで(今更)お勉強中のC級文化オヤジにもわからせなきゃいけないしね(笑)。宮崎あおいの「可愛いけど絶対付き合いたくない女」ぶりと、サエコのアニメ声が強烈。中島と松田はコスプレにしか見えないが微笑ましい。 ★★★★★ ★ (6点)
by wakusei2ndnews
| 2005-10-04 00:17
| movie
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