男の子ってこういう人をカッコイイって思多のかもしれませんけど、この人の漫画って、女の子をモノみたいに扱っているところが好きになれません。マンガとかアニメとかが好きな人には、『最終兵器彼女』のシュウちゃんみたいに優しい人が多いのに、昔のマンガって時々こういう男の人が出てきますよね。これ読んで面白いっていう人って、こんな風にいい加減なことをやって、他人を傷つけて生きたいと思っているんですか? だとしたら私はすごくショックです。男の人が書いた男の人が気持ちよくなるためのマンガだっていうのはわかります。でも、「男ってこういうものだ」で何もかも許されちゃうんですか? ★★★ (3点) 人は誰でも平和や戦争について語るが心底思ってるのは金とセックスのことだけだ! 人は誰でも愛や癒しについて語るが心底思ってるのは金とセックスのことだけだ! 人は誰でも政治経済について語るが心底思ってるのは金とセックスのことだけだ! 人は誰でも宗教について語るが心底思ってるのは金とセックスのことだけだ! そんな虚しさ寂しさに捕らわれ女が信じられず人を殺したい幼女をさらいたいと魔が刺す時、ジョージ秋山先生が「WHO ARE YOU?」と僕らに優しく問いかける。 巻末インタビューも含めて全ての男にオススメ。 ★★★★★ ★★★★★ (10点) ジョージ秋山が自身を主人公にして描いた得意のメタ漫画。身辺雑記や自作の回顧、そして死生(性)観を好き勝手に描いていて楽しめるが、言っていることは過去の諸作で繰り返し描いてきたテーマの変奏にすぎない。作家としてのジョージ秋山は間違いなく完成している。だが、それでもなお自分に「WHO are YOU」と問いかけるこの人の旺盛な自己探求心は一体何なのか。それが秋山を大御所化させず、未だにこのような野心的変テコ作を描かせる原動力になっている。なお作中の秋山の前歯が欠けていることと、秋山の出発点となった『パットマンX』の主人公の前歯が欠けていることはたぶん偶然ではないだろう。 ★★★★★ ★★ (7点) 愛すべき、偉大な俗物が老境(失礼!)に残した佳作。大仰な語り口で展開する自嘲とナルシシズムの複雑怪奇な混合物。集大成と言えば聞こえはいいが、反面、酔っ払いの昔話みたいなものの域を出ていないとも言える。が、その照れと開き直りの入り混じった語りのダイナミズム(笑)は円熟の域に達したと言ってもいい。このこけおどしをありていな無頼派マッチョと忌み嫌い逃げ出すか、その奥にある屈折を読み取れるかでいい踏み絵になる。でもこれって、ジョージ秋山っていうジャンルだよね(笑)。自己撞着には違いないが、そんな自身に「WHO are YOU?」と問いかけて見せる辺りが泣かせる。 ★★★★★ ★★ (7点)
by wakusei2ndnews
| 2005-10-08 00:15
| comic
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