2005年 09月 17日 ( 1 )

タッチ

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 80年代半ばにアニメ化されて、国民的人気を博したあだち充の有名漫画の実写映画化。監督は『ジョゼと虎と魚たち』『死に花』の犬童一心。
 上杉達也(斉藤祥太)と和也(斉藤慶太)は双子の兄弟。隣に住む浅倉南(長澤まさみ)とは、小さな頃から何をするにもいつも一緒の幼馴染み。スポーツ万能で成績優秀な弟の和也と明るく可愛い南は誰もが認める似合いのカップル。それに反し、兄の達也は落ちこぼれ。だが南が好きなのは達也の方だった……。微妙な三角関係がこのまま続くと思いきや……と、いう解説すらもはや不要だろう。アニメ化で人気が最高潮に達した85年から20年目の実写映画化。さて、その出来は……?


e0076213_22275322.gif 歳がばれそうで怖いけれど、原作もアニメ版も私の青春です(キッパリ)! タっちゃんは私の理想の男の子……だったんですけど、実は私、南ちゃんがちょっと苦手なんです。同じクラスにいたら絶対に仲良くなれなかったと思うし。正直、あんまり女の子に好かれる子じゃないですよね……。でも、この映画の南ちゃんはあんまり嫌味なとこがなくて、好きになれました。クライマックスでアニメの『タッチ』の曲がかかるシーンは、昔このアニメが好きだった頃のことを思い出して泣いちゃいました。もう、この曲を聴けただけで私は満足です!
 ★★★★★ ★★★ (8点)


e0076213_22281935.gif 映画単品として見たなら物足りない部分は多々あるが長編スポーツ漫画の映画化という困難な題材と犬童一心がどう格闘したか?そのせめぎ合いが面白かった。あと凄く南ちゃんがエロかった。というより達也と和也が南を見つめる男子高校生目線がエロくてドキドキする、南がその視線に無自覚な分だけタチが悪い。 しかも相手は長澤まさみなのだ。彼女が薄着で部屋にいて、自分のいない時に兄貴と何をしてるか妄想が膨らめば、そりゃおかしくもなって焦る。だから前半の和也の顔がえらく切ない。そういう童貞男子高校生の匂い立つ青さはしっかり刻み込まれてて、その一点で好感を持つ。
 ★★★★★ (5点)
 

e0076213_22283592.gif あの『タッチ』を『ジョゼ…』の犬童監督が映画化!っていうので期待したのだが、やっぱりダイジェストにしかならないわけで。キャラのオミットはもちろん、原作にある独特の間も再現できない。しかもぬいぐるみの投げ合いとか、雨の中で泣き叫ぶとか…見ているこっちが赤面するような場面がテンコ盛り。君はどこまで耐えられるか。せめて舞台を80年代にしておけばまだ少しは見られたと思う。基本的には長澤まさみをメインにして作られているので、新体操こそしないが、彼女の見せ場はたっぷりある。彼女のために上杉家は神宮球場までバスで行ける距離にされた(笑)。
 ★★★★ (4点)
 

e0076213_22291668.gif 長澤まさみも好きだし、『キッズ・ウォー』以来斉藤兄弟も応援しているんで、褒めてあげたいけど……企画そのものにムリがあったことは明白。もっと大胆な脚色しないと絶対2時間に収まるわけがないのに、原作が有名すぎてあまり変えられなかったという事情が透けて見える。結果、TVの総集編よろしくあらすじだけで展開する、掘り下げのない泣かせ話を延々と見せられるハメに。犬童とは思えないほどつくりが粗い。あだち充が作り上げたあの「間」がこの作品の命なのにね。その点、杉井ギサブローのアニメ版は良くできていた。まあ最近なんでも泣いちゃう人多いから、この程度で丁度いいのかも。
 ★★★★ (4点)
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by wakusei2ndnews | 2005-09-17 22:29 | movie