2005年 11月 25日 ( 1 )

機動戦士ΖガンダムⅡ 恋人たち

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 話題の『Ζガンダム』20年目の劇場版が登場! 「新訳」の名の下に展開する第二章は「恋人たち」と銘打たれた男と女のドラマが詰まった90分。さて、その出来はいかに!?



e0076213_2124687.gif この「Ⅱ」では私がいちばん好きなカミーユとフォウのホンコンのお話が入っていて、とっても良かったです。あのお話って、何度見ても泣いちゃいますよね。あとサラとカミーユが月でデートするお話も素敵でした。クワトロさんの「私は独り身だ」もなんだかカワイくて◎。やっとΖガンダムが出てきたので、もっと大活躍してくれるのかなあって思ったら、なんだかやられてばっかりで残念です。あと、気のせいかもしれませんけどフォウの声がテレビと全然違うように聞こえました。最近あまり聞けない島津冴子さんの声が聞けると思って楽しみに行ったのに……何か特別な事情があったのかなあ。心配です。
★★★★★ ★★★ (8点)


e0076213_2152369.gif これはガンダムでも映画でも物語でもない富野汁だ! テレビでは登場人物のひねくれた部分が強調されすぎて気づかなかった色恋の痛い部分がフィルターを外した結果、綺麗に見えるようになったなぁと思う。最初は絵のことが気になったけど、途中からどうでもよくなってきた、戦闘もカッコいいけど、それよりも富野監督の中にある恋愛観女性観にグッとくる。逆に言うとそれを受け入れられるか否かで好き嫌いがはっきり分かれるんだろうなぁと思う。 俺はウブな男の子が痛い女に酷い目に合わされる話が好きなのでお腹一杯楽しめた。三作目へと繋がるラストも素晴らしい。是非飲んでほしい。
★★★★★ ★★★★ (9点)


e0076213_2121886.gif「恋人たち」っていうサブタイトルは皮肉なのかなあ。確かに恋人たちの物語が今回の中心ではあるのだけどラブストーリーと呼べるようなロマンティックさからはほど遠く、描かれるのは厄介な男と厄介な女の厄介な関係ばかりだ。しかしテレビ版と比べるとそんな若気の行ったり来たりを生温かく見守っている雰囲気があり、ヘンケン艦長の堂々たるスケベオヤジぶりもいっそ清清しくすら見える。そして最後にガンダム史上もっとも厄介な女であるハマーンが登場しとんでもなく厄介なことになりそうだという予感を漂わせつつ次回に続くと構成にはかなりドキドキ。しかし状況全体が明確なターニングポイントもなく混沌としたまま進んでいくものだからロボット活劇としてのダイナミズムは乏しく、その点では『哀・戦士編』に比べるとやはり一段落ちる印象。
★★★★ (4点)


e0076213_212437.gif テレビ版『Ζ』は中盤が冗長なのでまとめるとかなりスッキリした印象に。でも物語も登場人物も随分と淡白になってしまった感は拭えない。新訳とはいうけど、単に日和って腑抜けになったっんじゃないのって疑いの目はしっかりもっておきましょうね、若い富野ファンのみなさん! 相変らずの説明不足と、新旧作画の混在による違和感は1本の映画としてダメだってことも直視すべき。全体的に『星を継ぐもの』よりこなれているし、フィルムの出来だけで言えば全然こっちの方が上なんだけど戦闘シーンが……ね。老人のつくるものはこれだから扱いが困るというものなのだよ! 冒頭のいい意味で唐突な始まり方はさすが。
★★★★★ (5点)
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by wakusei2ndnews | 2005-11-25 21:03 | movie