「週刊少年ジャンプ」での連載スタートと同時に、その衝撃的な内容と独自の世界が話題を呼び、圧倒的な人気を巻き起こした大ベストセラー・コミック「DEATH NOTE」(作・大場つぐみ 画・小畑健)が、ついに実写映画化!。 金子修介を監督に据え6月前編・1月後編、異例の2作品連続公開となる本作。まずはその前編をレビューします! 私って、この原作の漫画、面白いけれどなんかキャラに入り込めなかったんです。でも、大好きな藤原竜也君が出るので観に行きました。やっぱりこんな風に簡単に人が死んでいく作品って、人間の命を大切にできていない気がして嫌な気分になったけれど、面白いことは面白いんですよね……。観ている間はそんなこと気にならないくらいドキドキしていたし、月とLくんがはじめて出会うシーンなんかゾクゾクしちゃいましたし。個人的にはリュークの声が中村獅童さんだというのがビックリでした! 悔しいけれどめいいっぱい楽しんじゃったかも。私もデスノートの悪の魅力にハマっちゃっているのかもしれません~。 ★★★★★ ★★★★ (9点) 映画として見るなら金子修介の作品の中では劣るけど、原作モノのの映像化という意味では無難な出来。冒頭に次々犯罪者が死んでくのはテンションが上がる。その後の展開は冗長だしキラ思想に対して月と秋野が議論してるくだりは見てられないけど、後半の美空ナオミの話からラストまでのオリジナルの流れは面白かった。特にLと月が対面するシーンはカッコいい。ただ全体的にチープさが露呈していて逆に漫画がいかにうまく誤魔化していたのかを感じた。例えば伊藤和典が脚本を書いたら、もっと重厚な感じに仕上がったんだろうけど、それは多分全然別モノなんだろうなぁ。ミサの出番が少ないのも不満だけど、それも含めて後編に期待。 ★★★★★ (5点) Vシネ風味の演出と呪怨メイクのLたんが最高でした。う~ん、「おもしろい/つまらない」の二元論で言えば肩肘張らずに楽しめて、無難におもしろいんだけど、原作の緊迫感もなければ過剰な内面描写や登場人物の百面相もなく、実写風景も原作の緻密な背景描写よりも劣ってる感じ。再現できているのはLの人間離れした奇怪な動きくらいなもので、逆に漫画原作の凄さを再確認することに。この際、再現性なんて無視して原作とは逆ベクトルにはっちゃけても良かったんじゃないでしょうか? 全編、ジャニタレ出演のミュージカルにしちゃうとか、テニスバトルや紅白歌合戦みたく本編とは無関係な場面ばかり盛り込んで遊ぶとか……酔っ払いオヤジの後出しジャンケンみたいないちゃもんで申し訳ないけど。ファンなら楽しめるのか、逆にファンにはキツいのか、正直微妙なところ。 ★★★★ (4点) キャスト表を観た瞬間、いろんな意味で笑ってしまったこの映画版。蓋を開けてみれば(よくも悪くも)最近の金子修介らしい無難なつくりでそれなりに楽しめた。マニアは褒めづらいだろうけど、とりあえず入る小屋に迷ったらこれを観ておいて損はしないくらいの出来ではある。要するにこれって「ジャンプでも『NANA』みたいな当て方ができるはず!」という目算でやっているマーケティング主導の作品なんだけど、その使命は十二分に果たせるんじゃないだろうか。キャスト表を見て笑ったのは、『NANA』のときと同じコスプレ感を覚えたからに他ならないわけで、独立した映画としてはそこそこの、メディアミックス作品としてはかなりの評価を与えてもいい作品でしょう。 ★★★★★ ★ (6点)
by wakusei2ndnews
| 2006-07-12 02:05
| movie
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